2026年7月24日
コンディショニングライブラリー
経口補水液(ORS)は、脱水時に失われた水分と電解質を効率的に補うための特別用途食品です。 特別用途食品については、消費者庁が「特徴や正しい使い方の周知」を目的とした啓発を行っています。
■経口補水液の正しい使い方を確認しましょう
■「正しい使い方」のポイント
① “熱中症予防目的の常用”を勧めない
経口補水液(ORS)は 脱水症状が疑われる場合に使用するものであり、日常的な水分補給としての使用は推奨されません。日常の水分補給は水やお茶で十分です。
② スポーツドリンクとの混同に注意
経口補水液(ORS)は治療的飲料であり、脱水時の補正が目的です。電解質の組成が異なり、スポーツドリンクよりも、ナトリウムが多く、糖が少なくなっています。
③ 高齢者・小児への説明を丁寧に
高齢者・小児は脱水リスクが高く、誤使用も多いため、以下のポイントを念頭に丁寧な説明があると安全性が高まります。
- 一気飲みはNG。5〜10分ごとに50〜100mLずつの摂取が基本。
- 下痢・嘔吐時はスプーン1杯からの摂取を推奨。
- 常温〜やや冷たい温度での摂取を推奨。凍らせての使用は不可。
- 乳幼児は年齢に応じた量を守ることに注意。
- 経口摂取が困難な場合は医療機関への受診を推奨。
④ 高血圧、腎疾患、糖尿病患者への配慮を
高ナトリウム負荷により、高血圧・腎疾患のある方には過剰摂取のリスクとなります。また、糖濃度は低いものの血糖値への影響はゼロではないため、 摂取量・タイミングへの注意喚起が必要です。
■参考例
「経口補水液は、脱水時に水分と電解質を補うための特別用途食品です。 スポーツドリンクとは用途が違い、普段の水分補給として常用する必要はありません。 少量ずつこまめに飲んでいただき、飲めない場合や症状が重い場合は医療機関への受診をお願いします。」