2025年10月27日
レポート
2025年10月12日~13日の2日間に渡り、京都で第58回日本薬剤師学術大会が開催され、スポーツファーマシー®登録制度の普及委員会の関水康成委員長が口頭発表いたしました。

現在、健康増進に関する様々な施策において、薬局が地域の健康支援の拠点として果たす役割は大きいと実感しています。
特に、セルフメディケーションの推進と健康づくりに薬局・薬剤師の専門性を予防医学・健康づくり・地域課題に活用する取りくみとして、健康サポート、禁煙など多く発表されていました。今回スポーツファーマシー®登録制度の活動事例として、私自身が直接かかわった事例を紹介しました。
発表に先立って、会場参加者から多く質問いただいたのが、「スポーツファーマシストとスポーツファーマシー®登録制度とは何か」でした。
スポーツファーマシストについては、2025年度からの新カリキュラムで、アンチ・ドーピングを柱としつつ、スポーツ薬理学、スポーツ医学、スポーツ科学など『コンディショニング』、『ハイパフォーマンスからライフパフォーマンスへ』をキーワードに、スポーツをするすべての人をサポートするための資格となった背景と、
2024年度から運営されているスポーツファーマシー®登録制度については、スポーツファーマシストの多くが在籍する薬局を新たな活動の拠点とし、各薬局、各地域性に応じ、現在の人材資源で活動できる制度であることの、認知向上を目的として発表いたしました。
セッション終了後には、各都道府県アンチ・ドーピング
(スポ―ツファーマシスト)担当者から質問をいただき、
具体的な活動事例の共有、両制度の今後の方向性、改正スポーツ基本法・スポーツ基本計画等、情報提供する機会の必要性も感じました。

登壇した10月13日は【スポーツの日】でした。
スポーツの語源はデポルターレ、気晴らし、非日常といわれています。
今後、全国各地のスポーツファーマシー®の活動事例を皆様と共有し、スポーツファーマシー®カンファレンスも企画するなど、スポーツによる地域活性化に寄与できれば幸いです。
『スポーツによる地域活性、日本をスポーツで元気で活力ある国へ』
