2025年9月10日
ファーマシー活動紹介
登録されているスポーツファーマシー®の活動をご紹介します。
◆なの花薬局河芸店(三重県津市河芸町)
スポーツファーマシー®登録店である、なの花薬局河芸店(株式会社なの花中部)に所属する末澤千恵薬剤師はスポーツファーマシストの資格を活かし、近年大学スポーツ界で問題となっている薬物乱用防止を啓発するため、2025年7月に三重県立朝明高校で講習会を実施しました。
スポーツが盛んな朝明高校は、ラグビーフットボール部が13年連続全国大会出場を果たす強豪校として知られ、他にもアーチェリー部、アイスホッケー部、空手道部、ウエイトリフティング部など、多岐にわたる部活動で多くの生徒が活躍しています。

▲朝明高校ラグビー部は春の三重県高校総合体育大会では優勝し、冬の全国大会(花園)14回連続出場に向けて日々励んでいます
今回の講演では、高校生に内容が響くよう、大麻がもたらすリスクや報道事例を交えて大麻の危険性を強く訴えました。また、SNSでの薬物やサプリメント購入の実態をインフルエンサーの表現を例に挙げるなどし、購入時に気を付けるポイントを分かりやすく説明しました。
さらにクイズ形式の導入、なの花薬局のキャラクター「なーの」の活用など、生徒が飽きずに参加できる工夫も凝らされました。最後には自己輸入サプリメントの危険性やエナジードリンクに含まれるカフェイン量など、教員の方々も気になる情報も盛り込みながらドーピングに関する注意喚起も行いました。
職員室からのオンライン配信形式であったため、生徒の反応を直接把握しにくいという課題はあったものの、講演後の先生方との振り返りでは、身近な内容が生徒に響いたという手応えが得られました。



末澤薬剤師は、今後もスポーツを愛するすべての選手たちがドーピングやサプリメントだけでなく、熱中症予防や薬に頼らない健康管理、ストレスへの向き合い方など、気軽にスポーツファーマシーやスポーツファーマシストに相談できる機会を増やし、「まちのあかり」としての薬局の役割拡大に努めたいと述べていました。
