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【レポート】アンチ・ドーピングと女性アスリートのコンディショニングセミナー

2025年11月17日 レポート

2025年10月27日に静岡県浜松市を拠点として活動している中学生年代の女子サッカーチーム「SATOなでしこU-15」に所属する選手と保護者、指導者を対象に「アンチ・ドーピングと女性アスリートのコンディショニングセミナー」が開催されました。

講師の本田朋子さんは登録スポーツファーマシー®である杏林堂薬局新津店に勤務されており、公認スポーツファーマシストの資格をお持ちの薬剤師です。

セミナーは、選手たちに「アスリートプランニングシート」を記入してもらうところからスタートしました。1年後、5年後、10年後に自分はどうなっていたいかについて記入後、本田さんから、アンチ・ドーピングのルールやスポーツのフェアネス、ドーピング・ガーディアンというカードゲームも行い、「うっかり(意図しない)ドーピング」についても楽しみながら理解を深めます。


そして、アンチ・ドーピングのルールを念頭に置きながら、女性アスリートとして毎月の月経等による体調変化にどのように向き合うか、プレコンセプションケアの大切さについても学んでいきます。
また、配布されたお薬手帳に含まれる「月経調整」をテーマとした漫画を通じて、個々の目標のために何を正しく選択する必要があるのかを考えてみようと選手たちに問いかけ、最後にもう一度「アスリートプランニングシート」に戻り、セミナーの内容を踏まえ、アスリートとして、また一人の女性としての自身の将来について考えます。


最後に本田さんから「アスリートとして、『こころの健康』『からだの健康』『社会との良いつながり』があるのが真の健康だと思います。相談できる人をたくさん持ちましょう。どんなことでも良いので、気軽に相談してくださいね。」というメッセージがあり、セミナーは終了となりました。


本田さんが勤務されている薬局は、選手たちが普段活動をしている場所に近い薬局だそうです。自分自身の身体について、健康について、将来について、考え、学び、悩みを相談できるような場所が身近にあることは、育成年代の子どもたちとそのご家族にとって非常に心強いのではないでしょうか。

地域のスポーツファーマシー®としての展開に今後も注目してまいります。
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